大人の発達障害支援のための
スキルトレーナーを育成します。
社会スキルが染みついた大人への対応は困難
近年、医療機関において子どもの発達障害を診断したり、トレーニングできたりする施設はどんどん増えてきました。
大人でも、心理検査などによって診断を受けることができるようになってきたものの、トレーニング機関はまだ少なく
また、【その人のスキルに応じたオーダーメイドの】トレーニングを受けることが、なかなか難しいです。
特に、【診断が下りないほど軽度の人は】ただの性格や個性だとみなされやすく
その不安を誰かに打ち明けても、深いところまで理解してもらえることはできません。
それを、特性とみなすも個性とみなすも、【当事者が向き合いたい課題であることに変わりはなく】
一人ひとり個別の対応をしていくことが求められています。
しかし残念ながら、まだまだ対応できるカウンセラーは日本ではごくわずかです。
そこで、トレーナー養成と同時にパートナーとして、私と一緒に活動してくださる先生を探しております。
子供の場合、生活に関わるスキルを身に付け始めたばかりですから、療育によって新たなスキルを習得していくこと自体はスムーズです。 当たりはずれの方法はあるものの、【固定観念や思い込み】が少なければ少ないほど身につきやすいと考えられます。
それが大人になりますと、成人までの20年間で覚えきれなかったスキルや偏った方法などを身に付けており、 さらには【考え方にも大きく偏りが見られ】、考え方と行動の修正をしていくことはとても難しいと考えられます。 ですが、メリットもあって、言葉によるアドバイスが子ども以上に伝わりやすいため、気持ちの変化とともに行動の変容が期待できます。
トレーナーとして学び、現場で実際に活動ができるようになるまでは時間がかかります。 ですから、早い段階で始めておくことをお勧めします。 なぜなら、年々増加傾向にある発達障害の子供たちが、今後成人して社会に出るころには【現在以上の支援が必要になるから】です。 そのときを迎えるまでに、一人でも多くの方がトレーナーの役割をできるように、私の持つ情報を極力モレなく、お伝えしたいと考えております。
トレーナー育成の詳細
具体的な流れ
特に決まりはありませんが、これまでの事例では週1回〜2回程度SVを受けられた方では、 3ヶ月くらい経つと1つのパターンが習得でき、サポーターレベルでの活動は可能でした。
ですから、週1回もしくは隔週で1回を基本としますと、半年から1年で基本知識は身につけられると思います。
同時に、具体的な事例を用いて対応法を考えるスキルを習得します。 月1回くらいを目安に、必要に応じて回数を変更します。その後は必要な時だけ…という流れでSVを受けていただきます。
基本的には個人活動をしていただきつつ必要に応じてSVということになりますが、 当ルームのイベントの際には、ご都合がよろしければサポーターまたはトレーナーとして参加してください。 ぜひ、長いお付き合いを、仲間としてよろしくお願いいたします。