初めての相談が開始されてから、その後の流れはおおよそ目安があります。
初回から数回は【クライエント中心療法の姿勢で】お客様の心に寄り添い、お話を伺います
徐々にお客様の抱える問題が明確になり、それとともに課題が見えてくるようになります。
それから一緒に【具体的に抱えている問題に焦点を当て】その次に【解決策を考え】
さらに【メンタル強化のトレーニング法などを模索していく】という流れになります。
「クライエント中心療法」というものは、カウンセリングの基本となる技法です。
心理学では必ず学習するもので、相手の話を”肯定的に聴き”、その話を”自分の感情を含めず”受け止め、
”共感する”という3つのポイントがあります。
これは、お客様が自発的に自分の話をしながら気持ちの整理をし、”気づきを得て回復に向かう”という考え方なのですが、
発達障害関連を取り扱う当ルームでは、この技法だけでは難しいということが考えられます。
特に「自己成長」を目指すためや「人間関係」についての悩みに取り組む際には、自分自身のことを知ることが重要になってきます。
そこで【自己分析】として簡易的な心理検査などを用いて、お客様自身が自分を知ることに取り組んでいただきます。
その結果から、色々な課題を立てることができ、テーマも絞られてくることが多いです。
そして、行動や考え方に【新しい風を吹き込むことで】お客様自身が変化していくため【認知行動療法】を活用します。 ただ、普通に話しているだけに感じることでも、トレーナーの働きかけによって新しい情報を得たり新しい考えを覚えることで 、日常の場面で自然とお客様自身が実践できることを目的としています。
トレーニング法や課題が明確になったら、それを日常生活で実践していただき、【フィードバック】をくり返します。 「こういうとき、こういう行動をした。その結果どうだったか…」といったことを一緒に振り返ることで、 また新たな課題が見つかる…ということをくり返していきます。
まとめますと、当ルームで活用する療法のメインになるものは、【クライエント中心療法と認知行動療法】とお考えください。
考え方や情報提供については「精神医学」「行動応用分析学」「対人関係療法」「アドラー心理学」など多岐に渡ります。
人間は、死ぬまで成長し続ける生きもの
発達心理学の考え方では、【人は生まれてから死ぬまで変化し続ける】と言われています。
もちろん、年老いて死んでいく時期も迎えるのですが、年を取ったから成長できないというわけではありません。
私たちは、各々に意欲がある限り【何らかの成長は継続できる】とお考え下さい。
言い換えれば、「成長に終わりはなく」私たちは常に成長を続けるために自分と向き合うことも大切なのです。
メンタルのトレーニングを一時的な悩み解決に利用される場合ももちろんありますが、
自己成長のためには【自分に投資する】と考えることも必要かと思います。