※ただいまページの改修中ですので、内容とタイトルにズレがある部分はご容赦くださいませm(_ _;)m
幼少時代の経験や、学生時代の経験など色々なことが理由で 自分のことを好きになれなかったり、
自分を頼りなく思ったりしてアイデンティティの確立すら進んでいない人も多くいます。
自分が確立されていないと、人間関係にも影響が出ますし何か重大な決めごとをするときなどにも
決断力がなかったり問題が起きたときの問題解決力が弱かったりして
さらに自分を追い込んでしまうことがあります。
例えば、人間関係に悩む人や発達障害関連の相談でも【基本は自分自身を知ること】から始まります。
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相談事例:
小さいころから、誰かの後ろをついて歩くようなタイプの子だった。
学生時代にはそれなりに上手くいっていたけれど社会に出て働くようになってから、
意見を求められても誰かに同意するだけ。
ある時「あなたの意見もきちんと聞きたい」と言われて黙り込んでしまった。
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⇒協調性を大切にするのは良いことです。
ですが、"自分の意見を持ちながらも"協調性を大切にすることと
"自分が分からないから"誰かに任せてしまうことは別です。
このケースでは「とりあえず誰かに賛成しておけば…」という考えで
その目的は"事を荒立てないで済む"ということでした。
「意見を言う」ということが「人と揉める」に直結していて
"人から責められることを恐れて"何も言えないタイプの人です。
このケースでは、自分の意見が正しいかどうか自信がないような
「自分の言っていることを信用できない」ことが見受けられたのでまずは自己分析から始まり、
少しずつ自分のことを語ってもらいます。
私たちは意外と、自分のことを話すことに慣れていません。
自分たちの目に見える一般的な話とか、テレビの話などはできても
自分自身の深い部分にあたる話や本音に触れたとき
"周りを敵に回してしまうのではないか"という不安を抱く人が結構たくさんいるのです。
ですが本来私たちには「基本的人権」がありますから
素直に自分を表現することが許されているのだと知ってもらいます。
現代は、SNSやメールなどを利用して、言葉を交わさずにコミュニケーションする時代となりました。
同時にグローバル化にともない、性差も含めて多様性を認める時代です。
色んなものが便利になった反面、意見をいうことや自分の考えを述べること、
また、話し合ったり自分の気持ちを表現することに対して困難を示す人がかなり増えたと思います。
そのため、多くの人が人間関係に悩み苦しみ、相談に訪れます。
こういった悩みに対応するため、世の中に色んな人がいることを知り、
また人との関係を【どう認識し、どう受け止めるか】などをテーマとして取り組みをしていきます。
よく、”察する”という言葉を使う人がいますが、私たちは本人の口から本人の言葉で聞かせてもらえない限り
"相手の気持ちは分からないものです"
だから、実際には察しているのではなく、言葉や表情から読み取った”推測”で関係を継続しています。
色んな事情で人と関わることが少なくて、コミュニケーション力が低くなってしまうと
察することも想像することも、よく分からなくなってしまいます。
また、関わりそのものに不安や恐怖心を持っている場合にもギクシャクしてしまって
反って相手との距離を取ってしまうので仲良くなれるものもなれません。
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相談事例:
友達はできるのだけれど、
仲良くなるとつい自分の意見を押し付けてしまったり相手の意見を受け入れられなかったりして、
だいたいケンカになってしまう。
だから友達ができても、その関係が長続きしたことがない。本音を言い合える、親友と呼べる人が欲しい。
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⇒仲良くなる段階までは持っていくことが可能なタイプですからその先の"関わり方をフィードバックします"
「言い方はどうだったか?」「それ以外の方法はなかったか?」などを一緒に考えて
次の課題を作成して取り組んでもらいます。
また、”自分の意見を押し付ける”ということは、何らかの気持ちが発生しているのですから
そういった自分の気持ちにも注目してもらいます。
人間関係を修復する前に「自己分析」は大切です。
どう伝えれば、相手と冷静に話し合えるのか?どんな内容だったら、相手に受け入れてもらえるのか?
比較的、言っている内容よりは"言い方の問題"の方が大きいことが多いので、
"言葉選び"を大切にしながら進めていきます。