常に頭の片隅に親がいる
◆事例)
社会人になってもう何年も経ちます。それと同時に家を出て独り暮らしをしています。
でも未だに、自分が自分らしくいられないというか親のことを思い出すのです。
例えば、仕事が忙しくてそれを乗り越えた時に、自分にご褒美として何か買いたいと思いました。
だけどそんな無駄遣いをしたら「母に怒られてしまう」と思ってできませんでした。
たまには美味しいものでも食べたいと思ってレストランに行っても、
「母に怒られるから」安いものしか注文できませんでした。
一人で暮らしているのに、誰にも知られていないのに母に怒られるのが怖いのです。
家族と暮らしている頃、決していじめられていたわけではなく、
ただただ【色んなルールに厳しい家だった】とも考えられます。
「〜しなければならない」「〜するべきだ」と家の中の雰囲気が定まっていれば
特に小さいころは【親を司令塔として】親の言うとおりに動くことになります。
その後、成人して独り立ちしても頭の中の親が司令塔となって
「母(父)なら、こう言うだろうな」という判断基準に従う行動をとります。
たとえ頭の中だとしても、何歳になっても親の考えに従っていれば、
自分らしく生きられているという感覚は得られないですよね。
※真面目で厳格な親に育てられたパターン
また、時代についていけない頑固なタイプである可能性も
場合によっては跡取りである子供にだけ特別厳しくすることもあるし
下の兄弟(姉妹)は自由奔放であることも考えられる