何でも自分が悪い、申し訳なく思う
◆事例)
友人や同僚にもよく言われてしまうのですが、
私は何かあるとすぐ「申し訳ない」と言ってしまうのが口癖です。
そして本当に、私と関わる人たちに対して申し訳ないと思っています。
「私のような低レベルで低俗な人間に、優しくしてくれる人には申し訳ない」
そう思っています。
腰が低すぎると言われますが、本当にそう思っているので改善できません。
このように思ったいきさつを考えてみると、いつも母に言われていたことがあります。
「お前に親切にしてくれる人は、すごい人なんだよ」
「図々しい態度をとっていてはいけないよ」
「お前のような人間が、ちやほやされるとロクな結果にならない」
親としては、ある種の謙遜のつもりで言っていたとしても、昔からよくあるこのような言い方は、
現代では【モラルハラスメント】の一つと言えます。
こういう言われ方をして育つ子供は【自尊心が欠如します】から、
そのまま大人になって社会に出た時に「自分は底辺」という感覚がぬぐえません。
成人してずいぶん経過してからも、人は【子供時代の感覚や癖が抜けないことがあります】
そのため、頭では「おかしい」と分かっているのに、
・常に申し訳ないと思いながら生きている
・何でも自分が原因で悪いことにつながると思ってしまう
・自分に関係のないことが何なのかわからなくなる
といったことが心の中で起こっていると思われます。
※偏った考え方の母親に育てられたパターン
時に感情的で、子供を責めることによって母親が自分を保ったかもしれない
子供が原因ということではなく、それ以外のところで消化できないものを
子供のせいにして責めてしまった可能性も考えられる