自分の中の矛盾を見つけましょう
私たち人間が迷ったり不安になるのは、当たり前に起こる心理状態です。
決して「ダメな人間だから」でも「頭が悪いから」でもありません。
何らかの原因やきっかけひとつで簡単に不安になります。
そして、自分にとってそれが大きい問題であれば 脱する期間は長くなりますし、
小さい問題と感じるのであればあっさり抜け出すことができるものです。
でも、複数の人が同じような問題で悩んでいるとして、脱する期間に違いが出てくるのはなぜでしょうか?
それは、「どういう考え方で抜け出すか」などの方法によって変わってくるのです。
まずは、現状の把握をすることです。
動揺していては何も考えることができません。
深呼吸をして落ち着いて。
今、何が問題となっていて、原因は何なのか。
対応は間違っていなかったか。間違っていたのだとしたらそれをカバーする方法はないか。
ひとつずつ考えてみましょう。
【その問題が解決するきっかけとして、矛盾が見つかるものです】
たとえば、頭で考えていた方法と実際に行った方法が違っていた、とか。
思っていたことと口から出た言葉が違っていた、とか。
問題解決のために、自分の中の矛盾を探る練習をしてみましょう。
これを繰り返すことによって、大きな問題も小さな問題も、
自分で考えて解決方法を見つけることができるようになります。
時には、矛盾を矛盾だと認識できていないこともあります。
そこで、【自分の思い込みかどうかの確認も怠らない】ということも大切です。
世の中、いろんな考え方がある中で、【自分が持っている考え方は、ごくわずか】ということを受け止めましょう。
思い込んでいる間は、周囲の意見を聞くことも難しくなりますし、かたくなに周りを批判してしまう傾向が強くなります。
周りを攻撃せずとも、意見に耳を貸さない人には誰も力を貸してくれなくなります。
【周囲の意見が納得いかないなら、納得いくまで質問する】
しっかりと自身が理解できるように、人の意見についての解説もしてもらいましょう。
ここでまた、自分の中の矛盾が見つかれば、その先の答えもおのずと見つかるようになります。