結婚について考えてみる
異性とのお付き合いが始まれば、付き合っている年数によっても年齢によっても、一度は結婚について考えてしまうものです。
結婚はしたくない人と結婚したい人。
その違いについて考えてみたいと思います。
昔は、10代半ばを過ぎると祝言が当たり前だった時代でした。
それは、名を残すという大切な役目を子供に引き継がせることが目的でした。
そして現代では、「後を継ぐ」義務のある子供というのは昔ほど多くないかと思います。
それから、核家族化は進み、一人一人として生きていく必要がある時代となりました。
それぞれに生きていくということは、一個人の負担というものは大きくなりますし、これだけ情報量の多い現代に生き残っていくのは本当に大変なことなのだと感じます。
昔とは、背負うものが変わってきていますよね。
上記で、一個人の負担が大きいと書きました。
結婚して安泰と言える時代ではないかもしれませんし、
男性は「守るものが増えることで、仕事においても冒険ができない。男として仕事で何か残したい。」
と強く願っている人は、結婚は難しいかもしれません。
それに、長男であれば、将来は両親のことを妻となる人にお願いする申し訳なさがあるかもしれません。
女性は「せっかくここまで仕事の実績を積み上げたのに、結婚によって壊されたくない。
出産することによって大切に積み上げてきたものがなくなってしまう。」と思うかもしれません。
また、結婚したいけど子供が欲しくない人もいると思います。
そのあたり、両者の意見が食い違ってしまうくらいなら、最初から結婚自体必要ないと思ってしま可能性もあります。
好きな人ができれば、女性は、いつか素敵なお嫁さんになりたい!と願うでしょう。
素敵な旦那さんとカワイイ子供。家族みんなで仲良くいつまでも人生を共に過ごして生きたい!
って、実現できたらとっても幸せな事ですね。
男性も、愛する女性が現れたら、毎日おいしい食事を作ってもらって、おいしくいただき会社に出かける。
仕事を頑張って帰宅したらカワイイ子供が待っていて、「パパ〜♪」と抱っこをねだってくる。
休みの日には家族でおでかけ。毎日が超幸せな人生を送りたい!と願うと思います。
ただ、水を差すようですが、結婚は人生のゴールではなく、家族という形のスタート地点ですから、
これまでに想像したこともないような問題が多々、浮上してきます。
また、他人と暮らすことによって、見たくなかった一面も見なくてはいけない状況になります。
結婚とは、「どこまで家族のことでガマンできるのか」が重要なキーワードではないでしょうか。
結婚生活を長続きさせるコツは、
【相手の嫌なところの分だけ、若しくはそれ以上、良いところを見つけること】です。
おそらく、付き合い始めに、結婚をどう考えているのか?必ず確認し合っておいた方が良いタイプの人です。
特に男性に多いかと思われます。
と言いますのも、「結婚したら、自分が働いた金を人のために使われてしまう」「自分の時間を人のために使わなくてはいけない」「自分がやりたいことを邪魔されて上手くいかない」などと考えている可能性があるからです。
そして仮に結婚したとしても、生活費を入れてくれない、家計全体が見えるような情報をくれない、
などと多くの問題が出てくる可能性があります。
子供が生まれたら、「子供のせいで…」となってしまうかもしれません。
では、なぜ、結婚に興味がない人が恋人を作るのでしょうか。
それは、【恋人のいる自分って素敵に見える】と思っていること、つまり自分を良く見せるための恋人であるのかもしれません。
そうなると、このタイプの人は基本的に他の誰かを見つめる(思いやる)ことができていないと考えられ、
常に「自分がどう見られているか」を基準に考えていると想定されます。
もちろん、このタイプの人だけが結婚を考えないのではありません。
例えば、幼少期から両親が不仲で、父親は女を作って家を出て行ってしまったなどの経験をした人であれば、
【結婚に良い印象を持てるわけがなく】誰かを心から愛することができたとしても、
結婚自体に抵抗を感じてしまうことが考えられます。
ここまでで、結婚に対する考え方は、色々だということがわかりました。
気を付けるタイプもお分かりいただけたと思います。
それで、これから結婚を考えている人たちは、お付き合いの段階で何ができるでしょうか。
方法のひとつとしては、当人同士の話ではなく、一般的に「結婚」についての考え方をお互いが確認しておくことが大切です。
その言葉を出したら引かれてしまうと心配かもしれませんが、引かれた時点で結婚は実現できる可能性が薄いでしょう。
ただ、男性は、女性ほどは先のことを考えていない場合があるので、そのあたりは探る必要はありそうですね。
この方法というのは、一般的な意見の交わし合いのテーマが「結婚」というものであるだけです。
なかなか言い出しにくい話かもしれませんが、その先で二人の意見の食い違いからお互いが辛い思いをしないように、
今できることはやってみましょう。